こんにちは、さんかれです。
このブログは『ガチで売れるコトPOPの作り方』をテーマに、『アイビスペイントの使い方』と『買わせるための心理学』の解説をしています。
この記事では、『買わせるための心理学編』の第一回目として、心理学と販売の関係について詳しく解説していきます。
そもそも心理学とは?
皆さんは、『心理学』と聞いて何を思い浮かべますか?
心理カウンセリング、メンタリスト、犯罪心理学などでしょうか?
心理学は一言で言えば『ヒトの心と行動を研究する学問』です。
心理学と一口に言っても、その種類は様々です。
大きく分けると、心理学は基礎心理学と応用心理学の二つに分かれていて、その中でさらにそれぞれ12種類、14種類の分野に分かれています。
基礎心理学は、一般的な人間の心の仕組みや法則を研究する学問で、生物心理学、社会心理学、行動心理学、認知心理学、学習心理学などが挙げられます。
応用心理学は、基礎心理学の研究結果を元にして、日常生活やビジネス、犯罪等の人間の実生活における人間の心理を研究する学問です。具体的には、犯罪心理学や、教育心理学、産業心理学、臨床心理学などが挙げられます。
よくテレビなどで取り上げられて馴染みが深いのは、より実生活に近く興味を持ってもらいやすい応用心理学の方だと思います。
心理学と販売の関係
本題に戻って、
心理学と販売の関係性ですが、これらは切っても切れない関係にあると言えます。
販売とは、言うまでもなく、商品を売ることであり、お客さんに商品を買ってもらうということです。
そして、お客さんが商品を買うか買わないかという行動の決断は、当然、お客さんの心が決めることです。
つまり、ヒト(お客さん)がどのような思考を経て、商品を買う(もしくは買わない)という行動をするのかを心理学の観点から理解することが、より確実にお客さんに商品を買ってもらうためには不可欠なのです。
イマイチ、ピンとこない人もいると思うので、具体例として『極端性回避の法則』を紹介します。
極端性回避の法則とは?
人は、複数の選択肢の中から商品を選ぶ時に、極端な選択を回避する傾向があるというものです。
例えば、マックのポテトであればS、M、Lサイズがあれば、1番小さなSサイズでも、1番大きなLサイズでもなく、真ん中のMサイズを選ぶ傾向が強い。スタバなら、ショートでもグランデでもなくトールサイズが1番人気であり、定食屋なら、松竹梅の3種類のメニューの中では竹が最も売れ筋であるのが普通です。
もし、商品Aを売り込みしたければ、商品Aの隣に、Aよりも質で劣るBと、質で勝るが値段が高い商品Cを用意して、本当に売りたい商品Aをお客さんが欲しいと思うように誘導することが重要です。
商品を買わせるための心理効果
極端性回避の法則以外にも販売に使える心理効果はたくさんありますが、このブログでは、人が商品を買うと決めるまでの心の動きについて、AIDMAの法則を骨組みにして解説していきます。
AIDMAの法則とは、人の購買意思決定心理プロセスのことで、わかりやすく言い換えれば、人が商品の存在を知ってから買うという行動を取るまでの心の動きのことです。
このAIDMAの法則について理解できれば、いつどこにどのようなコトPOPや販促物が必要なのかがわかるので、『ガチで売れるコトPOP作り』には必要不可欠な知識です。
買う人の心理を誘導するための知識があれば、あなたが作るコトPOPは、『ただのPOP』から『ガチで売れるコトPOP』に変化することでしょう。
次回からは、最重要の知識である『AIDMAの法則』について詳しく解説していきます。